「ゲーミングPCが欲しいけど、PS5と何が違うの?」 「種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」 「高い買い物だから、絶対に失敗したくない!」
そんな悩みを抱えているあなたへ。
まず結論からお伝えします。『誰にとっても一番おすすめのゲーミングPC』は、この世に存在しません。なぜなら、あなたの目的と価値観で全く変わるからです。
この記事では、PC知識がゼロの方でも迷うことなく「これこそが、今の自分にとって最高の選択だ」と確信を持ってゲーミングPCを選べるよう、専門用語は最小限に抑え、PS5との比較、主要メーカーの比較、価格別の比較などさまざまな比較軸に沿って分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、もう迷うことなく最適な一台を選べるようになっているはずです。
まずはゲーミングPCとPS5・Macそれぞれの特徴を比較!
結論からお伝えしますね。ゲーミングPCは「圧倒的な自由度」でPS5やMacを上回りますが、「初期コスト」と「手軽さ」では劣ります。
まずは3つの観点から、それぞれの特徴を比較してみましょう。
比較軸 | ゲーミングPC | PS5 | Mac |
---|---|---|---|
ゲーム性能 | ◎ (144fps以上も可) | 〇 (基本的に60fps) | △ (非推奨) |
対応ゲーム数 | ◎ (PC専用ゲーム多数) | 〇 | × (非常に少ない) |
初期コスト | △ (15万円~) | ◎ (約6万円) | △ (20万円~) |
用途の広さ | ◎ (ゲームも仕事も) | △ (ほぼゲーム専用) | 〇 (仕事・創作向き) |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ゲーム性能の比較(フレームレート・画質・対応ゲーム数)
ゲーム性能はゲーミングPCの圧勝です。
PS5は「60fps」が基本ですが、ゲーミングPCなら「144fps以上」でのプレイが可能。これは映像の滑らかさが2倍以上違う、と言えばその凄さが伝わるでしょうか。
具体的に言うと:
PS5の場合
- Apex Legends:60fps
- 画質設定は固定(変更不可)
- 対応ゲーム数:PS5専用+PS4互換
ゲーミングPCの場合
- Apex Legends:144fps〜240fps
- 4K + 高画質設定 + 高フレームレートなど画質設定を自由に調整可能
- 対応ゲーム数:Steam、Epic、Origin等すべて
特にApexやVALORANTのような競技性の高いゲームでは、この差が勝敗を分けることもあります。一度144fpsの滑らかさを体験すると、もう60fpsには戻れないんですよね。
対応ゲーム数については、PC専用ゲームやMOD(改造データ)対応など、ゲーミングPCでしか楽しめないコンテンツが豊富にあります。
Macについては、そもそもゲーム用ではないため比較対象外。対応ゲーム数が圧倒的に少なく、ゲーム目的での購入は現実的ではありません。
コストパフォーマンスの比較(本体価格+周辺機器・ソフト代)
初期費用はPS5が圧倒的に安いですが、長期的に見るとゲーミングPCにもメリットがあります。
初期費用の比較
- PS5:約6万円+ソフト代
- ゲーミングPC:15万円〜+モニター・キーボード代
- Mac:20万円〜(ゲーム性能は期待できない)
「うわ、やっぱりPCって高いな…」と思いますよね。でも、ちょっと待ってください。
長期的に見ると状況が変わります。
PCゲームはSteamなどで頻繁にセールが行われ、PS5のソフトと比べて格段に安く購入できます。Steamセールで新作が半額以下になることも。
また、ゲーム以外の用途(仕事、動画編集など)でも活用できるため、「1台で何役もこなせる」というメリットがあります。
用途の広さの比較(ゲーム以外の作業・クリエイティブ用途)
用途の広さもまた、ゲーミングPCが最も万能です。
PS5でできること:ゲーム、動画視聴、音楽再生
Macでできること:仕事、創作活動(ゲームは×)
ゲーミングPCでできること:上記すべて+本格ゲーミング
ゲーミングPCなら、高性能なグラフィック処理能力を活かして、
- ゲーム実況の配信
- 動画編集でYouTube投稿
- 3Dモデリングやイラスト制作
- 仕事用ソフトもサクサク動作
など、ゲーム以外でも幅広く活用できます。「ゲームもしたいし、仕事でも使いたい」という方には、ゲーミングPC一択ですね。
ゲーミングPC選びで失敗しないための「4つの比較軸」を紹介!
さて、ゲーミングPCの魅力は伝わったと思います。「でも種類が多すぎて選べない…」という壁にぶつかりますよね。
安心してください。この4つの軸で比較すれば、必ずあなたにぴったりの一台が見つかります。
比較軸①【予算】価格帯ごとの性能差を知り選択肢を絞る
まずは現実的な予算を決めましょう。 これだけで選択肢がぐっと絞られます。
ゲーミングPCは、価格帯によってできることが分かれてくるのです。
15万円クラス:ゲーミングPCデビューに最適
- 人気ゲームを「快適に遊べる」レベル
- VALORANT、Apex Legensが144fps
- 「とりあえずPCゲームを始めたい」方向け
20万円クラス:万能選手で一番人気
- ほぼ全てのゲームを高画質で楽しめる
- 配信も同時にできる余裕あり
- 「長く使える一台が欲しい」方向け
25万円以上:本格派のハイエンド
- 4K解像度でも快適
- 最新ゲームを最高画質で
- 「妥協したくない」方向け
重要なのは「背伸びしすぎない」こと。まずは現実的な予算を設定して、その範囲で最良の選択をするのが成功の近道です。
比較軸②:遊びたいゲームに必要なスペックから逆算する
遊びたいゲームが決まっているなら、そこから必要なスペックを逆算しましょう。
ゲームによって必要なスペックが全然違います。
軽いゲーム(15万円でもOK)
- VALORANT、League of Legends
- マインクラフト、フォートナイト
- 「競技性重視、グラフィックはそこそこ」
中程度のゲーム(20万円が理想)
- Apex Legends、オーバーウォッチ2を高画質で。
- 原神、FF14
- 「美しさと滑らかさのバランス重視」
重いゲーム(25万円以上推奨)
- Cyberpunk 2077、ホグワーツレガシー
- 最新のAAAタイトル(巨額の開発費がかけられた大作ゲーム)
- 「最高画質で妥協したくない」
「とりあえず高性能を買っておけば安心」と思いがちですが、実際に遊ぶゲームに合わせて選ぶ方が、満足度もコスパも高くなりますよ。
推奨スペックはゲームの公式サイトに載っていると思いますので是非チェックしてみてくださいね。
比較軸③:デスクトップ・ノート・ポータブル、どれを選ぶか
ゲーミングPCには、大きく分けて3つの形状があります。据え置き型の「デスクトップPC」、持ち運びできる「ゲーミングノートPC」、そして携帯ゲーム機型の「ポータブルゲーミングPC」です。
設置場所と持ち運びの頻度で、あなたに合うタイプは決まります。
デスクトップPC:王道の選択
- メリット:同じ予算なら最高性能、拡張性あり
- デメリット:場所を取る、持ち運び不可
- こんな人に:自宅メインでゲームを楽しみたい
ゲーミングノート:持ち運び派
- メリット:どこでもゲーミング、省スペース
- デメリット:同性能でも割高、冷却性能で劣る
- こんな人に:大学や友達の家でもゲームしたい
ポータブルゲーミング:手のひらサイズでノートPCよりもコンパクト
- Steam Deck、ROG Allyなど
- メリット:携帯ゲーム機感覚
- デメリット:画面が小さい
迷ったら、基本的にはデスクトップがおすすめ。同じ予算でより高い性能が得られ、将来的なパーツ交換も可能だからです。
比較軸④:どこのBTOメーカーで購入するか
メーカー選びは「何を重視するか」で決まります。
初心者の方がチェックすべきポイント:
- サポート体制の充実度
- 納期の早さ
- 価格の安さ
- デザインの好み
このあとの章で、主要9社の特徴を詳しく比較しますが、初心者なら大手の「ドスパラ」を選んでおけば、まず失敗しません。
【価格帯で徹底比較】15万・20万・25万円でできること・性能の目安
「結局、自分の予算でどこまでできるの?」これが一番知りたいことですよね。
価格帯別に、具体的にどんなゲーム体験ができるかを詳しく解説します。
【15万円クラス】でできること・性能の目安
この価格帯は、ゲーミングPC入門者向けの最低ラインです。「とりあえずPCゲームを始めてみたい」という方に適しています。
▼この価格帯の代表的なスペック構成
- CPU: Core i5 / Ryzen 5 クラス
- グラボ: GeForce RTX 4060 /
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 500GB~1TB SSD
▼性能の目安
フルHD(1920×1080)で多くのゲームが60fps以上で動作します。
Apex Legendsなら中設定で100fps程度、FF14なら高画質設定で快適にプレイ可能です。
ただし、最新のAAAタイトルでは設定を下げる必要があります。
▼こんな人におすすめ
- PCゲーム初挑戦の方
- 予算を抑えたい学生
- PS5からの移行を検討中の方
【20万円クラス】でできること・性能の目安
最もバランスが取れた「鉄板」価格帯。大多数のユーザーにとって最適解となるか価格帯です。
▼この価格帯の代表的なスペック構成
- CPU: Core i5 / Ryzen 5 クラス
- グラボ: GeForce RTX 4070 / RTX 4060 Ti クラス
- メモリ: 16GB
- ストレージ: 1TB SSD
▼性能の目安
フルHDで多くのゲームが120fps以上で動作します。このクラスのPCなら、多くのゲームで144fps以上を安定して出力できるため、144Hzモニターの性能を最大限に引き出せます。
▼こんな人におすすめ
- 長く使える一台が欲しい方
- 144Hzモニターでの本格ゲーミングを楽しみたい方
- ゲーム配信も視野に入れている方
【25万円クラス】でできること・性能の目安
本格的なゲーミング体験を求める方向けの高性能価格帯。妥協したくない方のための選択肢です。
▼この価格帯の代表的なスペック構成
- CPU: Core i7 / Ryzen 7 クラス
- グラボ: GeForce RTX 4070 Ti / RTX 4080 クラス
- メモリ: 32GB
- ストレージ: 1TB以上 SSD
▼性能の目安
4K解像度でも快適にゲームプレイが可能です。Apex Legendsなら最高設定で200fps以上を狙え、レイトレーシング対応ゲームも高画質で楽しめます。VRゲームも最高画質で楽しめます。
▼こんな人におすすめ
- 最高のゲーム体験を求める方
- 4Kモニターでのゲーミングを考えている方
- 動画編集や配信活動も本格的に行いたい方
【BTOメーカーで徹底比較】主要9社の強みを一覧表でチェック
各BTOメーカーにはそれぞれ特色があります。簡単に比較できるよう一覧表を用意しました。
あなたが重視するポイントに合わせて選びましょう。
メーカー名 | 強み(一言で) | こんな人におすすめ |
---|---|---|
ドスパラ | 業界最大手の安心感・短納期 | 失敗したくない初心者 |
マイニングベース | デザイン性・品質 | 見た目にもこだわりたい人 |
MDL.make | コストパフォーマンス | とにかく安く高性能を求める人 |
マウス | 手厚いサポート体制 | 長期的な安心感を求める人 |
パソコン工房 | バランスの取れた中堅ブランド | 堅実な選択をしたい人 |
フロンティア | セール時の圧倒的コスパ | お得なタイミングを狙える人 |
ツクモ | 玄人好みのカスタマイズ性 | PC知識が豊富な中級者以上 |
サイコム | フルカスタマイズ対応 | 自分だけの構成にしたい人 |
セブン | 職人気質の丁寧な組み立て | 細やかなサービスを求める人 |
ドスパラ(GALLERIA)

業界最大手の安心感と高い知名度が魅力。
さらに、ドスパラは「注文から届くまでの速さ」が際立っています。他社では1~2週間かかることも多い中、ドスパラは即納モデルが豊富で、午前12時までの注文なら最短で当日出荷、地域によっては翌日には新しいPCが手元に届きます。
このスピード感は、初心者にとっても大きな魅力でしょう。
- 強み: 豊富な実績、発送の早さ、全国に実店舗
- 弱み: セール時以外は最安値ではないことも。人気モデルは構成がある程度決まっており、パーツ単位での細かいカスタマイズには不向き。
- こんな人におすすめ: 初めての購入で「安心できる大手から、できるだけ早く新しいPCを手に入れたい」と考える方
マイニングベース(ASTROMEDA)

「性能だけでなく、見た目にもこだわりたい」というニーズに応えるデザイン特化型のメーカー。 特に、PCケースの美しさや、LEDライティングの華やかさには定評があります。
「どうせ買うなら、部屋のインテリアとしても映える、所有欲を満たせる一台が欲しい」という方に、他にはない価値を提供してくれるメーカーです。
- 強み: 洗練されたデザイン、丁寧な組み立て品質、SNS映えする外観
- 弱み: 価格は他社より高め。性能だけを追求するなら他の選択肢も。
- こんな人におすすめ: 性能だけでなく「所有する喜び」も重視する方、ゲーム配信などでPCを見せる機会がある方
MDL.make

新興勢力ながら、圧倒的なコストパフォーマンスで注目を集めるメーカー。 同じ予算でも、他社よりワンランク上のグラボを搭載できる可能性があります。浮いた予算で、高性能なモニターやマウスを揃える」といった、賢い買い物ができたりもしますね。
- 強み: 業界トップクラスの価格の安さ、構成のバランスが良い
- 弱み: 実績がまだ少ない、サポート体制は大手と比較すると発展途上
- こんな人におすすめ: 「とにかく安く、できるだけ高性能なPCが欲しい」と考える、コスト最優先の方
マウスコンピューター(G-Tune)

「買った後の安心感」を何よりも重視するなら、最有力候補となるメーカー。
特筆すべきは「24時間365日の電話サポート」。深夜や休日など、困った時にいつでも専門スタッフに相談できる安心感は、特にPC初心者にとって大きいのではないでしょうか。
- 強み: 24時間電話サポート、国内生産による品質管理、充実した保証
- 弱み: デザインは実直でシンプルなものが多く、価格はやや高め
- こんな人におすすめ: 「PCトラブルがとにかく不安」「長期的に安心して使いたい」と考える方
パソコン工房(LEVEL∞)

大手ならではの安心感と、適正な価格のバランスが取れた「優等生」的なメーカー。 全国に実店舗があるため、万が一の際に持ち込みで相談できるのは大きなメリットです。
「ドスパラほど急ぎではないが、やはり大手の安心感が欲しい。でも価格も抑えたい」という、堅実な選択をしたい方に向いています。
- 強み: 全国展開の実店舗、価格と性能のバランスが良い、豊富なラインナップ
- 弱み: 他社を圧倒するような突出した強みは少ない、デザイン性は標準的
- こんな人におすすめ: バランス重視で、大きな失敗をしたくない方
フロンティア(FRONTIER)

「セールを制する者が、フロンティアを制す」と言われるほど、セール時の割引率が魅力的なメーカー。 通常価格では標準的ですが、セール期間中は他社を圧倒する価格を提示することがあります。
「購入を急いではいないが、お得なチャンスは逃したくない」という、情報収集が得意なハンター気質の方におすすめです。
- 強み: 頻繁で大幅なセール、セール時の高いコストパフォーマンス
- 弱み: セール時以外は割高に感じることがある、人気モデルはすぐに在庫切れになる
- こんな人におすすめ: セール情報をこまめにチェックできる、粘り強くチャンスを待てる方
ツクモ(G-GEAR)

秋葉原の有名PCパーツショップが母体。その出自から、PCパーツへの深い知見とこだわりが製品に反映されています。 「自作PCに興味はあるけれど、組み立てや保証が不安」という、中級者へのステップアップを考えている方に最適。質の良いパーツで組まれた、信頼性の高いPCが手に入ります。
- 強み: パーツ選定の確かさ、玄人好みのカスタマイズ性、元々のパーツショップとしての信頼感
- 弱み: 初心者にはやや敷居が高い、ビジネスライクなサポート対応
- こんな人におすすめ: ある程度PC知識があり、パーツの品質にもこだわりたい方
サイコム(Sycom)

「あなただけの一台」をゼロから作り上げる、完全受注生産のメーカー。 CPUやグラボだけでなく、マザーボードや電源のメーカーまで指定できる、圧倒的なカスタマイズ性が特徴です。「性能に一切妥協したくない、自分だけの理想の構成を実現したい」という、こだわり派のための選択肢です。
- 強み: パーツ一つ一つを自由選択可能、高品質で丁寧な組み立て
- 弱み: 価格はBTOメーカーの中でも最高クラス、納期が長い(2週間以上かかることも)
- こんな人におすすめ: 性能に一切妥協したくない、自分だけの特別な構成にこだわりたい方
セブン(SEVEN)

大量生産の対極にある、職人気質なPC工房。一台一台、丁寧に手作業で組み立てられるPCは、まるでオーダーメイド品のような質の高さです。 「大手メーカーの画一的な製品ではなく、作り手の顔が見えるような、こだわりの一台が欲しい」という方におすすめです。
- 強み: 一台一台手作業での組み立て、個別要望への柔軟な対応
- 弱み: 知名度が低い、大量生産によるコストメリットがないため価格は高め
- こんな人におすすめ: 大手にはない細やかなサービスや、組み立て品質を重視する方
【人気ゲームで徹底比較】Apex、VALORANT、FF14…推奨スペックと最適モデル
実際に遊びたいゲームから逆算して、必要なスペックを確認しましょう。
Apex Legends / VALORANT(競技系FPS)
- 目標フレームレート: 144fps以上(競技性を重視するなら240fps)
- 必要スペック: RTX 4060以上 + Core i5-13400F以上
- おすすめ価格帯: 20万円クラス
- 理由: 敵を視認してから撃つまでのコンマ数秒の反応速度が勝敗を分けるため、高フレームレートによる滑らかな映像は必須。妥協は禁物です。
FF14 / 原神(美麗グラフィック系)
- 目標設定: 最高画質設定で60fps以上
- 必要スペック: RTX 4060 Ti以上 + Core i5-13400F以上
- おすすめ価格帯: 20万円クラス
- 理由: 美しい世界観を最大限楽しむためには画質設定を妥協したくないからです。
ストリートファイター6 / 鉄拳8(格闘ゲーム)
- 目標設定: 安定した60fps(格闘ゲームは60fps固定が基本)
- 必要スペック: RTX 4060以上 + Core i5-13400F以上
- おすすめ価格帯: 15万円クラスでも十分
- 理由: フレームレートの高さより「常に60fpsを維持し続ける安定性」が重要。そこまで高いスペックは不要です。
最新AAAタイトル(サイバーパンク2077、ホグワーツレガシーなど)
- 目標設定: 高画質設定で快適プレイ
- 必要スペック: RTX 4070以上 + Core i7-13700F以上
- おすすめ価格帯: 25万円クラス
- 理由: 最新技術をふんだんに使ったこれらのゲームは、PCに極めて高い負荷をかけます。快適なプレイのためには、全てのパーツに余裕を持たせた構成が必要です。
このように、遊びたいゲームを軸に考えることで、あなたに必要なスペックと予算が自然と見えてきますね。
【総合比較】すべてを踏まえた上で、今選ぶべきゲーミングPCはこれ!
さて、これまでの比較軸を総合的に踏まえて、「それでも結局どれを買えばいいの?」と悩んでいる方へ。
現在最もおすすめできるのは以下の3つの選択肢です。
1位:ドスパラ(GALLERIA)|全ての比較軸で高得点のバランス型
- なぜ1位なのか: 業界最大手という安心感、短納期、充実したサポート体制など、初心者が重視すべきポイントをすべて満たしているからです。
- 具体的な強み: 豊富な実績による信頼性、最短翌日出荷という業界トップクラスの納期、全国の実店舗でサポートを受けられる安心感
- こんな方に最適: 「PC知識はないけれど、とにかく失敗したくない」「有名で安心できるところで買いたい」と考える方。
2位:MDL.make|コスパ軸で選ぶなら最強の一台
- なぜ2位なのか: 新興メーカーながら、価格の安さと構成のバランスの良さで、コストパフォーマンスを重視する方には最適解となるからです。
- 具体的な強み: 同スペック帯では最安値レベルの価格設定、パーツ構成のバランスが良く無駄がない
- こんな方に最適: 「予算は限られているけれど、できるだけ高性能なPCが欲しい」と考える方。
3位:マイニングベース(ASTROMEDA)|デザイン性特化型の最適解
- なぜ3位なのか: 性能だけでなくデザインが非常によく「所有する喜び」も提供してくれる、他にはない価値があるからです。
- 具体的な強み: 洗練された美しいデザイン、丁寧な組み立てによる高い品質、SNS映えする外観
- こんな方に最適: 「どうせ高い買い物をするなら、見た目にもこだわりたい」と考える方。
結論:迷ったらドスパラを選べば間違いなし
3つの選択肢を提示しましたが、初心者の方が最も後悔しにくいのは「ドスパラ」です。実績、サポート、納期のすべてで業界トップレベルの安心感があるからです。
コスパを最優先するなら「MDL.make」、デザイン性も重視するなら「マイニングベース」という使い分けで、あなたの価値観に合った選択ができるでしょう。
購入前後の不安を解消!ゲーミングPC比較 Q&A
初心者の方が抱きがちな疑問にお答えします。
Q. BTOと自作って、結局どっちがいいの?
初心者なら迷わずBTOを選んでください。
自作PCは確かにコストを抑えられる場合もありますが、「パーツの相性問題」「組み立て時のトラブル」「保証の複雑さ」など、初心者には難しい問題が多数あります。なのでほぼ間違いなく失敗します。
BTOなら「動作保証」「統一されたサポート」「初期設定済み」という大きなメリットがあり、圧倒的に安心です。
Q. ゲーミングPCの電気代って、PS5より高くなる?
使い方次第ですが、一般的にはゲーミングPCの方が高くなります。
PS5がゲーム時に約150Wなのに対し、ゲーミングPCは約300~500W(構成による)ほど消費します。
ただし、ゲーミングPCは「ゲーム以外の用途」でも使えるため、トータルでのコストパフォーマンスを考えると、必ずしも割高とは言えません。
Q. 今持っているPCやゲーム機を買い取ってもらう方法は?
専門の買取サービスの利用がおすすめです。古いPCでも意外と値が付く場合があるので、新しいゲーミングPCの購入資金の足しになります。おすすめはこちらです。
はい、使わなくなったPCやゲーム機を売って、新しいゲーミングPCの購入資金にするのは賢い方法です。専門の買取サービスを利用すれば、フリマアプリのような手間もかからず手軽に現金化できます。
- PCもゲームも家電も、とにかくまとめて一括で売りたいなら: 高く売れるドットコム
- ゲーミングPCやパーツを手軽に、かつ高額で宅配買取してもらいたいなら: プライスベース
- ゲーム機本体やソフトを大量に売るなら: ゲーム買取ブラザーズ
売りたいものに合わせてサービスを使い分けるのが、高く、そして楽に売るためのコツです。
Q. メルカリとかで中古のゲーミングPCを買うのはアリ?
結論から言うと、PC初心者には絶対におすすめできません。
確かに価格は魅力的ですが、個人間取引には大きなリスクが伴います。
- 衛生状態の問題: 前の持ち主が喫煙者だった場合のヤニ汚れや、ペットの毛、ホコリやカビの臭いなど、写真では分からない問題が潜んでいる可能性があります。
- 隠れた故障のリスク: 出品者が気づいていない、あるいは意図的に隠している不具合があるかもしれません。購入後の保証は一切ありません。
- 性能が偽られている可能性: パーツが古いものに交換されていたり、説明と違うスペックだったりする危険性もゼロではありません。
これらのリスクを考えると、安心できるBTOメーカーから新品を購入する方が、結果的に満足度の高い買い物になります。
Q. Amazonで売っている安いPCは大丈夫?
格安PCには注意が必要です。特に「ゲーミング」を謳っているものの中には、実際にはゲームに適さない性能のものもあります。安全性を考えるなら、この記事で紹介したような専門のBTOメーカーからの購入をおすすめします。
Q. 届いたらすぐに使える?初期設定は難しい?
現在のBTOメーカーのPCは、基本的に「箱から出してすぐ使える」状態で届きます。Windows OSのインストールや基本的なドライバーの導入は完了済みです。あなたがやることは、初回起動時の簡単なユーザー設定と、遊びたいゲームのインストールくらいで、特別なPC知識は必要ありません。
Q. ゲーミングPCの寿命って何年くらい?
適切にメンテナンスすれば5年以上は現役で使えます。ただし「最新ゲームを高設定で快適に遊べる期間」は3~4年程度が目安です。BTOパソコンは後からメモリ増設やストレージ追加ができるので、それで寿命を延ばすことも可能です。
まとめ:ゲーミングPCを比較して、後悔のない一台を選び抜こう
この記事では、PC知識ゼロの方でも自信を持ってゲーミングPCを選べるよう、5つの比較軸に沿って詳しく解説してきました。
▼重要なポイントのおさらい
- 予算を決めてから比較する: 15万・20万・25万円の3つの価格帯で大きく性能が変わる
- 遊びたいゲームから逆算する: スペックは目的に合わせて選ぶのが正解
- メーカー選びは価値観次第: 安心感のドスパラ、コスパのMDL.make、デザインのマイニングベース
- PS5との比較も忘れずに: 初期コストは高いが、長期的な満足度はゲーミングPCが上
- 迷ったら大手BTOメーカーを選ぶ: 初心者にとって最も安全な選択肢
ゲーミングPCは決して安い買い物ではありませんが、適切に選べば長年にわたって、これからのあなたのゲームライフを支えてくれます。
この記事で紹介した比較軸を参考に、あなたにとって「完璧な一台」を見つけてください。