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ゲーミングPCはBTOか自作か?どっちがいいか5つの違いで徹底比較【2025年版】

「ゲーミングPCが欲しいけど、BTOと自作、一体どっちがいいんだろう…?」

ドスパラで買うのが楽なのか、それともパーツを集めて自分で組んだ方が本当に安くなるのか。多くの人が、このPC購入における永遠のテーマで足を止めます。

巷には「自作はロマン!」「いや、今はBTO一択だ」といった声が溢れていますが、そのほとんどは情報が古かったり、個人の感想に過ぎなかったりします。

もう、不確かな情報に惑わされるのは終わりにしましょう。

この記事では、最新のRTX 50シリーズを基準とした2025年現在のリアルなデータに基づき、BTOと自作、どちらがあなたにとって「賢い選択」なのか、その最終結論を導き出します。

読み終える頃には、あなたの頭の中はクリアになり、自信を持って最高の一台を手に入れるための一歩を踏み出せるはずです。

目次

そもそもBTOと自作PCって何が違うの?

まずは基本の確認からいきましょう。

 BTOと自作、言葉は聞いたことがあっても、その具体的な違いを正確に理解している人は意外と少ないものです。

ここをしっかり押さえることで、この後の比較がより深く理解できるようになります。

BTOパソコン:プロが組み立てる「安心のオーダーメイドPC」

BTOとは「Build To Order」の略で、ドスパラやパソコン工房といったメーカーに、注文してから組み立ててもらう方式のことです。

あらかじめ用意されたモデルをベースに、メモリを増やしたり、SSDの容量を大きくしたりと、自分の希望に合わせてパーツ構成をカスタマイズできます。

プロが責任を持って組み立て、動作確認まで行った「安心の完成品PC」が手に入るのが特徴です。

自作PC:パーツから全て選ぶ「こだわりのオリジナルPC」

自作PCとはその名の通り、CPU、マザーボード、グラフィックボードといった全てのパーツを自分で選び、自分の手でゼロから組み立てるスタイルです。

パーツ選びから組み立て、トラブル対応まで全てが自己責任になる代わりに、デザインや性能、静音性など、細部にまでこだわり抜いた「世界に一台だけのオリジナルPC」を作ることができます。

まずは結論!両者の違いが一目でわかる比較表

細かい話は後にして、まずはBTOと自作の全体像を掴んでみましょう。

どちらが自分に合っているか、この表を見るだけで大まかな方向性は見えてくるはずです。

BTOパソコンと自作PCの比較表
BTOパソコンと自作PCの比較
比較項目 BTOパソコン 自作PC
価格 (ただし条件付き)
手間・時間
保証・サポート
自由度
知識・難易度 (不要) (必須)

【どっちを選ぶ?】BTOと自作、5つの重要ポイントで徹底比較

さて、簡単に違いがわかったところで、いよいよ本題です。

「価格」「手間」「保証」など、あなたがPC選びで本当に気になるであろう5つの重要ポイントに絞って、BTOと自作を徹底的に比べていきましょう。

どちらが自分にとって魅力的か、考えながら読み進めてみてください。

①【価格】総額はどっちが安い?BTOと自作の価格差

結論から言うと、パーツ代だけで見れば、今も自作PCの方が安いです。 

2025年現在、最新のRTX 5060を搭載したミドルスペックPCを例に、リアルな価格を比較してみましょう。

BTOパソコン例(パソコン工房)

  • Core i5-14400F + RTX 5060搭載モデル
  • 16GB DDR5メモリ + 1TB NVMe SSD
  • 価格:159,800円(夏のボーナスセール適用)

同等スペック自作PC

  • 同じCPU・GPU・メモリ・SSDを使用
  • 価格:136,500(Windows 11込み)
上記の自作PCパーツ構成の詳細
自作PCパーツ構成 見積もり
自作PCパーツ構成 見積もり
パーツ種別 製品名 税込価格
CPU Intel Core i5-14400F BOX ¥19,980
GPU 玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX5060-E8GB/SF (架空) ¥52,980
メモリ crucial CP2K8G56C46U5 ¥11,880
SSD キオクシア EXCERIA PLUS G3 SSD-CK1.0N4PLG3J ¥9,650
マザーボード MSI PRO B760M-A WIFI ¥10,980
電源ユニット 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ (650W 80PLUS BRONZE) ¥7,000
PCケース MSI MAG FORGE 110R ¥6,000
OS Microsoft Windows 11 Home 64bit 日本語 DSP版 ¥18,030
合計 ¥136,500

BTOパソコンと自作PCの価格差は、23,300円この差額をどう捉えるかが、最も重要なポイントです。

一見すると「自作の方が2万円以上も安いなら、断然お得だ!」と感じるかもしれません。しかし、少し立ち止まって考えてみてください。

BTOの価格には、自作にはない数々の「サービス」が含まれています。

《BTO価格に含まれる「安心サービス」の内訳》

  • プロによる確実な組立工賃と、美しい配線処理
  • OSのインストールと、各種ドライバの初期設定
  • 出荷前の厳密な動作チェック
  • PC全体をカバーする1年以上の長期保証
  • トラブル時に頼れる24時間サポート体制
  • 個人で買うより安いOSライセンス

この「23,300円」という価格差は、これらの安心と時間を全て手に入れるための「サービスパッケージ料金」なのです。 

この安心に2万円強を支払う価値があると感じるか。それとも、その分を自分の知識と時間でカバーして節約するか。

ここをどうあなたが捉えるかですね。

②【時間】完成までにかかる手間

これは、BTOの圧勝です。 時間というコストを重視するなら、議論の余地はありません。

BTOパソコン:

  • 注文→待つ→届いたら即使用開始
  • 所要時間:約1週間(注文から配送まで)
  • 作業時間:実質0時間

自作PC:

  • パーツ選定→購入→組み立て→OSインストール→動作確認
  • 所要時間:数日〜数週間
  • 作業時間:初心者で10〜20時間以上

自作PCの場合、パーツ選びだけでも初心者には数日かかります。さらに組み立てでは、細かい配線作業や、相性問題によるトラブルシューティングで予想以上に時間がかかることも。

「時は金なり」と言いますが、この圧倒的な時間差は、BTOが持つ大きな価値の一つです。

③【保証】サポート体制

これも、BTOが圧倒的に有利です。

PCは精密機械。万が一のトラブル時に頼れる存在がいるかどうかは、精神的な安心感に直結します。

  • BTO: PC全体を1年以上保証。原因不明のトラブルも、サポートに電話一本で解決に導いてくれます。
  • 自作: 保証はパーツ単位のみ。トラブル発生時は、以下の手順を全て自分で行う必要があります。

《自作PCのトラブル対応フロー》

  1. 故障箇所の特定(これが最も困難)
  2. 該当パーツのメーカーを調べる
  3. メーカーに連絡し、保証交渉を行う
  4. パーツを梱包し、メーカーに発送する

この手間と精神的負担は、計り知れません。

④【自由度】パーツ構成のカスタマイズ性

これは、自作PCが持つ最大の魅力であり、圧勝するポイントですね。

  • BTO: 主要パーツは選べますが、PCの基盤となるマザーボードや電源、PCケースなどは選択肢が限られます。
  • 自作: 全てのパーツを、世界中のメーカーから自由に選べます。

《自作だから実現できる「こだわり」の例》

  • 静音性を極限まで追求したい
  • 白やピンクなど、PC全体の色を統一したい
  • 特定のメーカー(ASUSのROGなど)のパーツで揃えたい
  • 本格的な水冷システムを導入したい
  • ケースやファンなど、RGBライティングをとことん光らせたい

細部にわたるこだわりを100%実現できるのは、自作だけの特権です。

⑤【知識】PC初心者でも挑戦できるのはどっちか

言うまでもなく、BTOは知識ゼロの初心者でも全く問題ありません。 一方、自作は相応の学習と覚悟が求められます。

  • BTO: PCの知識は一切不要です。予算とやりたいゲームを伝えれば、専門家が最適な構成を提案してくれます。
  • 自作: 最低でも、以下の基本的なPCパーツ知識が必須になります。

《自作に必要な知識の例》

  • CPUとマザーボードの規格(ソケット形状など)
  • メモリの規格と相性
  • 各パーツの消費電力と、必要な電源容量の計算
  • ストレージ(M.2 SSD, SATA SSD)の接続方法

初心者の自作PC失敗例として、「メモリとマザーボードの相性問題」「電源容量不足」「配線ミス」などが挙げられます。これらは経験と知識がないと解決が困難です。

BTOパソコンのメリット・デメリットをまとめて解説

ここまでの比較を踏まえ、BTOパソコンを選ぶことの「良い点」と「知っておくべき点」を、改めてシンプルに整理してみましょう。

【メリット】保証付きでトラブル時も安心!届いてすぐに使える手軽さ

PC全体をカバーする、絶対的な「保証」と「サポート」
BTO最大の価値は、この「安心感」です。原因不明のトラブルで途方に暮れた時も、サポートに電話一本すればプロが対応してくれます。故障箇所の特定から修理まで全てを任せられる安心感は、自作にはない大きなメリットです。

プロによる「高品質」な組み立て
熟練スタッフが、パーツの性能を最大限に引き出すように組み立ててくれます。特に、PCケース内の美しい配線(裏配線)は、見た目だけでなく、空気の流れ(エアフロー)を最適化し、PCの冷却性能と寿命を高める、素人には真似のできないプロの技術です。

時間を買う「手軽さ」
パーツ選びや組み立てに悩む数十時間を完全にショートカットし、注文から約1週間で、すぐにゲームを始められます。この「浮いた時間」で、ゲームを何本もクリアできると考えると、その価値は計り知れません。

【デメリット】自作よりは割高?パーツ選びに制限も

価格面での「サービス料」
最新の比較では、同等スペックの自作PCと比べて約23,300円高くなります。ただし、これは単に割高なのではなく、上記で解説した「保証」「技術」「時間」といったサービスに対する、一種の「保険料」や「パッケージ料金」と捉えることもできます。

カスタマイズの「制約」
最大のデメリットは、パーツ選択の自由度が低いことです。特に、PCの安定性を左右するマザーボードや電源ユニットを自分で選べない点は、こだわりたいユーザーにとっては不満点となるでしょう。

構造を理解しにくい「ブラックボックス感」
完成品で届くため、PC内部の仕組みを学ぶ機会がありません。将来、自分でメモリを増設しようと思った時に、「ケースの開け方がわからない…」と、簡単なアップグレードでさえ躊躇してしまう可能性があります。

自作PCのメリット・デメリットをまとめて解説

では次に、自作PCを選ぶことの魅力的なメリットと、乗り越えなければならない大きなデメリットについて見ていきましょう

【メリット】最高のコスパと自由度!PCに詳しくなれる楽しさも

価格を抑えられる「コストパフォーマンス」
最新の比較では、BTOより約23,300円安くパーツを揃えられました。さらに、パーツのセール時期を狙ったり、一部を中古パーツにしたりすることで、コストを極限まで抑えることも可能です。浮いた予算で、モニターやマウスを豪華にできるのは大きな魅力です。

こだわりを100%実現できる「完全な自由度」
これが自作の最大の存在意義です。PCケースのデザイン、マザーボードのメーカー、電源の品質、ファンの光らせ方まで、全てのパーツを自分好みで選べます。 「世界に一台だけの、自分の理想を詰め込んだマシン」を作り上げられるのは、自作PCだけの特権です。

PCの構造を学ぶ「知的な楽しさ」と「愛着」
自分の手でPCを組み立てる過程は、PCの仕組みを深く理解できる、最高の学習機会になります。苦労して作り上げたPCが初めて起動した瞬間の感動は、何物にも代えがたいもの。そのマシンには格別の愛着が湧き、将来のトラブル解決やアップグレードも楽しめるようになるはずです。

【デメリット】全て自己責任!時間と手間、失敗のリスクは覚悟しよう

「全て自己責任」という重圧と「失敗リスク」
自作では、何が起きても誰も助けてくれません。事実として、初心者の自作失敗率は20〜30%にものぼると言われています。パーツの相性問題で動かない、組み立て中に数万円のパーツを壊してしまう…こうした「勉強代」を支払う覚悟がなければ、安易に足を踏み入れるべきではありません。

膨大な「時間」と「手間」
パーツの比較検討に何日も悩み、組み立てに丸一日を費やし、原因不明のトラブル解決にさらに数日…といったことは日常茶飯事です。ゲームを始めるまでに、トータルで数十時間という膨大な時間を投資する必要があります。

パーツ単位の「複雑な保証」
BTOと違い、PC全体を保証してくれる窓口は存在しません。故障した場合、数多くのパーツの中から、自力で故障箇所を特定するという非常に困難な作業からスタートする必要があります。その上で、各パーツメーカーと個別に保証交渉を行う手間は、想像以上に骨が折れるものです。

【診断チャート】結局、私にはBTOと自作どっちが合ってるの?

ここまで読んでもまだ迷っているあなたへ。

7つの簡単な質問に答えるだけで、あなたがどちらのタイプに近いのか、客観的に判断する手助けになるかと思います。

深く考えず、直感で答えてみてくださいね。

《あなたのPC選び価値観診断》

  1. PCのトラブル解決に、休日を丸一日費やしても苦にならない?
  2. 細かいパーツのスペックを比較サイトで何時間も見続けるのが好きだ
  3. プラモデルやDIYなど、何かをゼロから組み立てる作業が好きだ
  4. もし数万円のパーツを壊しても、「良い勉強になった」と割り切れる?
  5. PCが動かなくても、気軽に相談できる詳しい友人が身近にいる?
  6. 時間や安心感よりも、1円でも安く済ませることを最優先したい?
  7. PCケースの色やデザインなど、見た目に徹底的にこだわりたい?

3つ以上当てはまれば「自作」も視野に

3つ以上にチェックが付いた方は、自作PCに挑戦する価値があります。

パーツ選びの沼にハマり、組み立ての苦労を乗り越えた先にある、最高の達成感を味わう資格があるかもしれません。

挑戦してみる価値は十分にあるでしょう。

2つ以下なら迷わず「BTO」がおすすめ

「はい」が2つ以下の方は、迷わずBTOパソコンを選びましょう。

自作に伴う数々のリスクと手間は、あなたの価値観にとってメリットを大きく上回ります。

貴重な時間を節約し、プロが組み立てた安心のPCで、すぐに最高のゲームライフを始めるのが、あなたにとって最も賢い選択です。

おすすめBTOメーカーを紹介

BTOが最適な選択だとわかったあなたへ。

ここからは、数あるBTOメーカーの中から、特におすすめできる3社をご紹介します。

それぞれのメーカーには異なる特徴があります。あなたの価値観に合うメーカーの公式サイトをぜひチェックしてみてくださいね。

ドスパラ:王道の安心感と納期の速さ

「とにかく早くPCが欲しい」「困ったときにすぐ相談したい」という方には、業界最大手のドスパラが最適です。

最大の魅力は、なんといってもその納期の速さ。「最短当日出荷」を掲げており、カスタマイズしても数日で手元に届くスピード感は他社を圧倒します。全国に実店舗「ドスパラ」を構えているため、購入前に実機を確認したり、購入後に直接サポートを受けたりできるのも大きな安心材料ですね。

ゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」は初心者からプロまで幅広い層に支持されており、実績と信頼性で選ぶならまず間違いのない王道のメーカーです。

MDL.make:圧倒的なコストパフォーマンス

「同じ予算なら、少しでも性能の高いPCが欲しい」という、コストパフォーマンスを最重視するならMDL.makeがおすすめです。

比較的新しいメーカーですが、SNSなどを活用し、自社パーツを効率的に取り入れることで驚異的な安さを実現しています。他社と同じスペックのPCが、数万円安く手に入ることも珍しくありません。構成がシンプルで選びやすく、PC初心者でも迷いにくいラインナップも特徴です。LINEでの手厚いサポートにも定評があり、「安かろう悪かろう」ではない安心感があります。

性能に妥協したくない、コスパ最強の一台を探している方はぜひチェックしてみてください。

マイニングベース:デザイン性を追求したPC

「性能はもちろん、見た目にもこだわりたい」「デスク周りをおしゃれに飾りたい」という方には、デザイン性の高いマイニングベースがぴったりです。

ゲーミングPCブランド「Astromeda(アストロメダ)」シリーズは、LEDライティングやガラスパネルを効果的に使った「魅せるPC」の先駆け的存在。特に、ケースの柱をなくしたピラーレスデザインのモデルは、内部のパーツが美しく映え、インテリアとしても高い満足感を得られます。ホワイトやピンクといった、他のメーカーでは珍しいカラーのPCケースを選べるのも大きな魅力。

性能面でも高品質なパーツを標準採用しているため、「デザインも性能も妥協したくない」というあなたの理想を叶えてくれるメーカーです。

ネットでよく見る「自作PCはやめとけ」3つの本当の理由

特に「自作もいいかも」と思い始めている方に、ぜひ読んでほしいセクションです。 

ネットで囁かれる「やめとけ」という言葉の裏には、経験者だからこそ語れる、リアルで具体的な「困難」が存在します。

理由①:パーツの相性問題で「動かない」は日常茶飯事

自作における最初の、そして最大の壁が「相性問題」です。

特に多いのが、メモリとマザーボードの相性。「スペック上は対応しているはずなのに、なぜかPCが起動しない…」これは自作では最もよくある悪夢です。

原因特定だけで何日もかかり、多くの初心者がここで心を折られます。

理由②:組み立て中のうっかりミスで数万円のパーツがお釈迦に…

自作は、常にパーツ破損のリスクと隣り合わせです。

静電気によるショート、CPUの繊細なピンを曲げてしまう「ピン曲げ」、マザーボードの基盤を傷つける「ネジ締めミス」…。

ほんの些細な不注意で、数万円のパーツが一瞬にしてただのガラクタに変わる可能性があります。

理由③:原因不明のブルースクリーン…解決できるのは自分だけ

無事に完成し、Windowsが起動しても、まだ安心はできません。

ゲーム中に突然画面が真っ青になる「ブルースクリーン」や、原因不明のフリーズとの戦いが待っていることも。

BTOなら電話一本で済む問題も、自作では表示されたエラーコードを頼りに、Googleと何時間もにらめっこしながら、孤独に解決策を探し続けることになります。

BTOと自作の「いいとこ取り」はできる?よくある疑問に回答

最後に、多くの方が抱くであろう、もう少し踏み込んだ疑問にお答えしていきます。 

これで、あなたの疑問はすべて解消されるはずです。

Q. 組み立てだけお願いできる「自作代行」ってどうなの?

A. 選択肢としてはアリですが、少し中途半端な選択になる可能性があります。

自作代行は、自分で選んだパーツを専門店に組み立ててもらうサービスです。

工賃として1〜2万円ほどかかるため、BTOとの価格差はほぼ無くなります。それでいて、保証はパーツ単位のままであり、PC全体のトラブル対応はしてもらえません。

「組み立ての手間」は省けますが、「保証の安心感」は得られないため、注意が必要です。

Q. BTOで買ったPCを、後から自分で改造(パーツ交換)できる?

A. できます。ただし、メーカー保証は失われると覚悟してください。

BTOパソコンでも、規格さえ合えばメモリの増設やグラフィックボードの交換は可能です。

しかし、PCケースを開けて自分でパーツを交換した時点で、メーカーの保証対象外になるのが一般的です。

もし改造するなら、1年などの保証期間が終わってからにしましょう。

Q. BTOと自作で、ゲームの性能自体に差は出る?

A. 全く同じパーツ構成であれば、性能に差は一切出ません。

「BTOだから性能が低い」「自作だから高性能」ということはありません。

性能を決めるのは、あくまでCPUやグラフィックボードといったパーツそのものです。

同じパーツを使えば、どちらの方法を選んでも、ゲームの快適さは同じなので安心してください。


まとめ:BTOと自作の特性を理解し、自分に合う賢い選択をしよう

この記事で、「ゲーミングPCはBTOか自作か?」という問いへの答えは、あなたの中で明確になりましたでしょうか。

2025年現在、試算した結果、BTOと自作の具体的な価格差は約23,000円。

大切なのは、この差額の裏にある「価値」を理解し、あなたの状況と価値観に合った選択をすることです。

BTOパソコンがおすすめな人

  • PCの知識に自信がない、または学びたくない
  • 時間をかけずに、すぐにゲームを始めたい
  • 手厚い保証とサポートによる「安心感」を重視する
  • 約23,000円の差額を「時間と安心のサービス料」として納得できる

自作PCがおすすめな人

  • PCの仕組みを学び、自分の手で作り上げる過程を楽しみたい
  • パーツ選びからトラブル解決まで、時間をかけることを厭わない
  • デザインやパーツ構成など、細部まで完全に自分好みにしたい
  • 失敗のリスクを受け入れ、それを「勉強代」として楽しめる

どちらを選んでも、同じパーツ構成であればゲームの性能は変わりません。

この記事でお伝えした内容を参考に、あなたにぴったりのBTOメーカーを見つけるか、あるいは自作PCパーツの通販サイトを開くか。

後悔のないPC選びの決定打としてくださいね。

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