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【2025年版】ゲーミングPC初心者向けの後悔しない選び方を解説!

「ゲーミングPCが欲しいけど、何から選べばいいか分からない…」 「種類が多すぎて、自分に合うPCがどれなのか見当もつかない…」

そんな悩みを持つゲーミングPC初心者さんへ。

この記事では、PCの知識が全くない方でも自分にぴったりの1台を見つけられるよう、ゲーミングPCの選び方を、専門用語は極力使わずに解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたはたくさんの選択肢に迷うことなく、「これこそが、今の自分にとって最高の選択だ」と確信を持って、たった一台のゲーミングPCを選べるようになっているはずです。

ぜひ、読み進めてみてくださいね。

目次

【結論】はじめに:迷ったら「15万円のゲーミングPC」を選ぼう

結論からお伝えします。もし迷うならまずは「約15万円のゲーミングPC」を基準に考えてみてください。この価格帯を選んでおけば、まず初心者後悔することはないです。

「え、そんなにするの?」と思った方も、「意外と安いかも」と感じた方もいるかもしれませんね。

なぜ、この「15万円」が初心者にとって失敗しない、最適なスタートラインか。

なぜなら、この「15万円」という価格帯が、ゲーミングPCの世界で「後悔しないための、最もバランスが取れている」からです。
もちろん、もっと安いPCもありますが、性能面で妥協が必要になり、「せっかく買ったのに、やりたいゲームがカクつく…」なんてことも。逆に、これ以上高価なPCは、初心者の方にはオーバースペックになってしまうことも少なくありません。

「15万円」は、家庭用ゲーム機では味わえない圧倒的に滑らかな映像を十分に体験でき、なおかつ、今後数年間は新しいゲームにも対応できる将来性も兼ね備えた、価格帯なのです。

そもそもゲーミングPCって何?普通のPCと3つの違いをサクッと解説

ゲーミングPCとは、ゲームを快適にプレイするために特別に設計されたパソコンのことです。「普通のPCでもゲームできるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は大きな違いがあります。

この違いを知らずに普通のPCを買ってしまうと「ゲームがカクカクで全然楽しめない…」という悲しい結果になってしまいます。そうならないためにも、まずは基本的な違いを理解しておきましょう。

違い①:映像の美しさを決める専用部品「グラボ」の有無

最大の違いは「グラフィックボード(グラボ)」という専用部品が搭載されていることです。

普通のPCは、文書作成やネット閲覧が主な用途なので、キレイな映像を作る必要がありません。一方、ゲーミングPCには「この映像処理だけを専門にする部品」が入っています。これがグラボです。

例えるなら、普通のPCが「なんでも屋さん」だとすると、ゲーミングPCは「映像のプロフェッショナル」を雇っている状態。当然、ゲームの映像はケタ違いにキレイになります。

APEXで敵を見つけやすくなったり、原神の美しい風景に感動したり…これらの体験は、グラボがあってこそ実現できるのです。

違い②:カクつきを防ぐ「リフレッシュレート」への対応力

ゲーミングPCは、1秒間により多くの映像を表示できるため、動きが滑らかです。

普通のPCやテレビは1秒間に60枚の画像を表示しますが、ゲーミングPCなら144枚、240枚といった高速表示が可能。これを「高リフレッシュレート」と呼びます。

この違いは、特に対戦ゲームで重要です。敵が角から出てきた瞬間、普通の環境では「カクッ」と動いて見えますが、高リフレッシュレート環境では滑らかに見えるため、素早く反応できます。

「そんなの気にならないよ」と思うかもしれませんが、一度体験すると元には戻れません。多くのプロゲーマーが高リフレッシュレート環境を使っているのも、この滑らかさが勝敗に直結するからなのです。

違い③:長時間のプレイも安心な「冷却性能」の高さ

ゲーミングPCは、長時間の激しい処理にも耐えられるよう、冷却システムが強化されています。

ゲームは、PC内部の部品にとって非常に負荷の高い作業です。普通のPCでゲームを長時間プレイすると、熱でPCが不安定になったり、最悪の場合は故障してしまうことも。

ゲーミングPCには、大きなファンや効率的な排熱システムが搭載されているため、夏場でも安定してゲームを楽しめます。「せっかくの休日にPCが熱暴走で止まってしまった…」なんて悲劇を防げるのです。

また、部品の温度が安定していると、PCの寿命も長くなります。長期的に見れば、これも大きなメリットと言えるでしょう。

失敗しない!ゲーミングPC選びの5ステップ

ゲーミングPC選びで失敗しないためには、正しい順番で検討することが大切です。

「なんとなく人気のモデルを買う」「見た目だけで決める」といった選び方をすると、あとで「思っていたのと違った…」と後悔することになります。

ここでは、初心者でも確実に自分に合ったゲーミングPCを選べる5つのステップをご紹介します。この順番で検討すれば、絶対に失敗しません。

ステップ①:まずは「総額いくらまで出せるか」予算を決めること

最も重要なのが予算です。ここで注意したいのは、「PC本体」だけでなく「周辺機器」も含めた総額で考えること。モニターやキーボードなどがなければ、PCはただの箱です。

目安として、総額20万円の予算がある場合:

  • PC本体:15万円
  • モニター:3万円
  • キーボード・マウス:1万円
  • ヘッドセット:1万円

このような配分で考えておくと安心です。予算が決まれば、自然とPC本体に使える金額も明確になり、選択肢を絞り込めます。

ステップ②:「一番やりたいゲーム」を1つ決めること(APEX、原神など)

次に、あなたが一番プレイしたいゲームを1つ決めましょう。

「いろんなゲームをやりたい」という気持ちはわかりますが、ゲームによって必要なPCの性能は大きく異なります。まずは「これだけは絶対に快適にプレイしたい」というゲームを決めることで、必要なスペックの基準が明確になります。

例えば:

  • VALORANT:そこまで高性能でなくてもOK
  • APEX Legends:中程度の性能が必要
  • Cyberpunk 2077:非常に高い性能が要求される

遊びたいゲームの公式サイトには、必ず「推奨スペック」が記載されています。これを基準にPCを選ぶのが、失敗しないための鉄則です。

ステップ③:予算とゲームに合った「BTOメーカー」を選ぶこと

初心者には「BTO(受注生産)メーカー」での購入を強くおすすめします。

BTOとは「Build To Order」の略で、注文を受けてから組み立てるパソコンのこと。

ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房などが有名です。

BTOメーカーのメリット:

  • 初心者向けの説明が丁寧
  • サポートが手厚い
  • 保証期間が長い
  • カスタマイズ可能

家電量販店で売られているPCは、ゲーム用に最適化されていないことが多く、自作PCは知識が必要すぎて初心者には不向きです。BTOなら「ゲーム用に最適化済み」「初心者でも安心」の両方を満たせます。

ステップ④:PC本体以外に「必要な周辺機器」もリストアップすること

PCが決まったら、周辺機器も忘れずにリストアップしましょう。

最低限必要なもの:

  • モニター:PCの映像を映す画面。ゲーミングPCの性能を活かすなら144Hz以上の「ゲーミングモニター」を選びましょう。
  • ゲーミング用キーボード:反応速度が普通のキーボードに比べて早い。文字入力やキャラクター操作に必須。打鍵感の好みで選びます。
  • マウス:精密な操作が求められるゲームでは非常に重要。軽さや形で選びます。
  • ヘッドセット/イヤホン:ゲーム内の音を聞き、ボイスチャットをするために必要です。

これらがないと、せっかく高性能なPCを買っても、その性能を活かしきれません。特にモニターは重要で、60Hzの普通のモニターでは、PCが144fps出せても60fpsまでしか表示されず滑らかな映像を表示できません。

予算に余裕があれば:

  • ゲーミングチェア
  • デスクライト
  • ウェブカメラ(配信用)

これらも検討してみてくださいね。

ステップ⑤:デスクトップかノートPCか、最終決定すること

最後に、デスクトップとノートPCのどちらにするかを決めましょう。

判断基準はシンプルです:

  • 家で本格的にゲームを楽しみたい → デスクトップ
  • 持ち運びや省スペースを重視 → ノートPC
スクロールできます
タイプメリットデメリット
デスクトップ・同じ価格ならノートより高性能
・冷却性能が高く、長時間プレイに向いている
・後からパーツ交換で性能アップ可能
・置く場所が必要
・モニターやキーボードが別途必要
ノート・持ち運べる、友達の家に持参してゲーム会ができる
・大学や外出先でも使える
・一台で完結する
・同じ性能ならデスクトップより割高
・冷却性能が劣る
・パーツ交換が難しい

迷ったら、基本的にはデスクトップPCがおすすめです。同じ予算でもより高い性能のPCが手に入り、将来的なパワーアップもしやすいというメリットがあります。

【予算別】価格でわかる!ゲーミングPCで実現できることリスト

予算によって、どんなゲーム体験ができるかが変わります。

ここでは、価格帯別に「実際に何ができるのか」を具体的にご紹介します。自分の予算でどこまでできるかを知って、現実的な期待値を持ちましょう。

【~15万円】VALORANTやマインクラフトが快適に遊べる入門ライン

15万円以下でも、人気ゲームは十分快適にプレイできます。

この価格帯で快適にプレイできるゲーム:

  • VALORANT:144fps安定
  • マインクラフト:影MOD込みで60fps以上
  • League of Legends:144fps以上
  • フォートナイト:競技設定で144fps
  • 原神:中画質設定で60fps安定

「安いから性能が悪い」ということはありません。むしろ、多くの人気ゲームはこのクラスのPCでも十分楽しめるように作られています。

ただし、最新の重いゲーム(Cyberpunk 2077など)を最高画質でプレイするのは厳しく、画質設定を下げる必要があります。でも「ゲームが楽しめない」ということはないので安心してください。

配信については、ゲームの種類を選べば可能です。VALORANTやマインクラフトなら、同時配信も問題なくできます。

【15~20万円】APEXや原神も高画質で!配信にも挑戦できる万能ライン

この価格帯になると、ほとんどのゲームを高画質設定で楽しめます。

快適にプレイできるゲーム:

  • APEX Legends:高画質設定で100fps以上
  • 原神:最高画質設定で60fps安定
  • モンスターハンターライズ:高画質で120fps以上
  • Cyberpunk 2077:中画質設定で60fps
  • FF14:最高画質設定で快適プレイ

この価格帯の大きなメリットは「配信との両立」ができることです。ゲームをプレイしながらYouTubeやTwitchで配信しても、フレームレートがほとんど落ちません。

また、画質設定に余裕があるため「キレイな映像でゲームを楽しみたい」という方にぴったり。友達に画面を見せたときに「うわー、キレイ!」と驚かれること間違いなしです。

動画編集も可能なので、ゲーム実況動画を作ってYouTubeに投稿するといった楽しみ方もできます。

【20万円以上】どんなゲームも最高設定!長く使えるプロ級ライン

20万円以上の予算があれば、現在発売されているすべてのゲームを最高画質で楽しめます。

このクラスでできること:

  • すべてのゲームが最高画質設定で快適
  • 4K解像度でのゲームプレイ
  • VRゲームも高画質で楽しめる
  • 高画質配信(1080p/60fps)が余裕
  • 本格的な動画編集・3DCG制作

プロゲーマーや配信者が使用するレベルの環境が手に入ります。「240Hzモニター」と組み合わせれば、競技レベルでの対戦も可能です。

また、このクラスのPCは「将来性」も抜群。3~4年後に発売される新しいゲームでも、画質設定を少し下げるだけで快適にプレイできるでしょう。

長期的に考えれば、実はコストパフォーマンスが一番良い選択肢かもしれません。

【予算別】価格別におすすめモデルを一つずつ紹介

価格別にどのようなゲームが遊べるか、どんなゲーム体験ができるか想像できましたでしょうか?

ここからは価格帯別におすすめのゲーミングPCモデルを一つずつ紹介します。

【~15万円】おすすめモデル:Lightning-G AV-Ti5B

価格:139,980円~

  • CPU:Ryzen 5 4500
  • GPU:GeForce RTX 5060 Ti 8GB
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:500GB NVMe SSD

このモデルの魅力は、最新世代のRTX 5060 Ti搭載による高いゲーム性能です。Apex Legendsを最高画質で178fps、オーバーウォッチ2を最高画質で172fpsという圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

DLSS4 MFG対応というものにより、将来的により重いゲームが登場しても、画質を落とすことなく快適にプレイできる将来性も魅力です。ミニタワーケースで省スペース設計なのも、デスク周りをスッキリさせたい方にはうれしいポイントですね。

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【15~20万円】おすすめモデル:Lightning-G AV-Ti7W

価格:189,980円

  • CPU:Ryzen 7 7700(8コア16スレッド)
  • GPU:GeForce RTX 5060 Ti 16GB
  • メモリ:16GB DDR5
  • ストレージ:500GB Gen4 SSD
  • 特典:Minecraft Java & Bedrock Edition、PC Game Pass 1か月版付き

改めてお伝えしますがこの価格帯の大きなメリットは「配信との両立」ができることです。Ryzen 7 7700の8コア16スレッドにより、ゲームをプレイしながらYouTubeやTwitchで配信しても、フレームレートがほとんど落ちません。

特に注目したいのは、RTX 5060 TiのVRAMが16GBもあること。通常の8GBモデルより大容量なため、重量級タイトルや今後の大型ゲームにも十分対応できる将来性があります。

また、このモデルにはMinecraftとPC Game Passが付属しています。

  • Minecraft Java & Bedrock Edition:PCでマインクラフトの2種類のバージョン(Java版・統合版)を両方遊べる特典。
  • PC Game Pass 1か月版:数百本のPCゲームが1か月間遊び放題になるサブスク体験特典。

そのため、PCが届いたその日から多彩なゲームを楽しめるのもうれしいポイントですね。

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【20万円以上】おすすめモデル:Lightning-G AF7XB

価格:244,980円

  • CPU:Ryzen 7 7800X3D
  • GPU:GeForce RTX 5070 12GB
  • メモリ:16GB DDR5
  • ストレージ:500GB Gen4 SSD
  • 特典:Minecraft Java & Bedrock Edition、PC Game Pass 1か月版付き

Ryzen 7 7800X3Dは「現行最強クラスのゲーミングCPU」として有名で、3D V-Cache技術により圧倒的なゲーム性能を発揮します。RTX 5070は12GBの大容量VRAMを搭載し、WQHD~4K解像度でのゲーミングも快適です。

3DMark Time Spyスコアは20284と、まさにハイエンドクラスの性能。プロゲーマーや配信者が使用するレベルの環境が手に入ります。

このクラスのPCは「将来性」も抜群。3~4年後に発売される新しいゲームでも、画質設定を少し下げるだけで快適にプレイできるでしょう。長期的に考えれば、実はコストパフォーマンスが一番良い選択肢かもしれません。

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これだけは知っておこう!重要パーツの役割をかんたん解説

ゲーミングPCを選ぶとき、4つの重要なパーツの役割を理解しておけば十分です。

専門用語だらけで難しそうに感じるかもしれませんが、実は役割はとてもシンプル。ここでは、特に重要な4つのパーツの役割だけ、簡単に覚えておきましょう。

グラボ(GPU):映像クオリティの心臓部。ゲーム体験はほぼここで決まる

ゲームの映像を作り出す、最も重要なパーツです。

グラボの性能が高いほど:

  • 映像がキレイになる
  • フレームレート(滑らかさ)が上がる
  • 高解像度でプレイできる
  • VRゲームも楽しめる

初心者におすすめのグラボ:

  • 入門:GeForce RTX 4060(VALORANTやマイクラに十分)
  • 中級:GeForce RTX 4060 Ti(APEXや原神も快適)
  • 上級:GeForce RTX 4070以上(どんなゲームも最高画質)

「NVIDIA」と「AMD」という2つのメーカーがありますが、NVIDIAのGeForceシリーズが最も人気で初心者にもおすすめです。

CPU:PC全体の司令塔。グラボの性能を最大限引き出す

CPU(シーピーユー)は、PC全体の司令塔として働きます。グラボが能力を最大限発揮できるかはCPU次第です。人間で言うところの脳ですね。

CPUの主な役割:

  • ゲーム全体の処理をコントロール
  • グラボに適切な指示を出す
  • 配信やブラウザなど、他の作業も同時処理
  • ゲームのロード時間に影響

初心者におすすめのCPU:

  • Intel:Core i5-13400F、Core i7-13700F
  • AMD:Ryzen 5 7600X、Ryzen 7 7700X

IntelとAMDのどちらを選んでも、ゲーム性能に大きな差はありません。価格と在庫状況で決めてOKです。

メモリ:作業机の広さ。初心者は16GBあれば安心

メモリ(RAM)は、PC内の「作業机」のようなものです。

机が広い(メモリが多い)ほど、ゲームをしながら攻略サイトを見たり、Discordで通話したりといった「ながら作業」が快適になります。

メモリ容量の目安:

  • 8GB:最低限(ゲームしかしないなら何とか)
  • 16GB:快適(ゲーム+ブラウザ+Discord等)
  • 32GB:余裕(配信+動画編集も同時に)

2025年現在、16GBが標準となっています。これがあれば、ゲームをプレイしながらブラウザでゲーム攻略サイトを見たり、Discordで友達と通話したりしても快適です。

「DDR4」と「DDR5」という種類がありますが、初心者はあまり気にしなくてOK。BTOメーカーが最適な組み合わせを選んでくれます。

ストレージ(SSD):起動の速さ。ゲームのロード時間を短縮する

ストレージは、ゲームデータを保存しておく「倉庫」です。

従来の「HDD」と、新しい「SSD」の2種類があります。HDDは「大きくて安くアクセスが大変な倉庫」、SSDは「小さいけど超高速でアクセスできる倉庫」というイメージです。

SSDのメリット:

  • PCの起動が爆速(10秒程度)
  • ゲームのロード時間が大幅短縮
  • ゲーム中のカクつきが減る
  • 静音性が高い

容量の目安:

  • 500GB:最低限(OS+ゲーム3~4本)
  • 1TB:安心(OS+ゲーム10本程度)
  • 2TB以上:余裕(動画編集データも保存可能)

現在は「NVMe SSD」という超高速タイプが主流。特に理由がない限り、SSDを選んでおけば間違いありません。

【購入後の不安を解消】ゲーミングPCが届いたらやることリスト

「PCが届いても、ちゃんと設定できるか不安…」そんなあなたのために、やることを順番に説明します。

実は、ゲーミングPCの初期設定は思っているより簡単です。スマートフォンの初期設定ができる人なら、絶対にできます。一つずつ順番に進めていけば、あっという間にゲームを楽しめますよ。

手順①:開封と設置、ケーブルの配線

まずは、慎重にPCを開封して設置しましょう。

開封時の注意点:

  • 箱から取り出すときは、必ず2人以上で持つ
  • PC本体は重いので、落とさないよう注意
  • 梱包材はすべて取り除く
  • 付属品(電源ケーブル、説明書等)を確認

設置場所の条件:

  • 風通しの良い場所(熱がこもらない)
  • ホコリの少ない場所
  • 直射日光の当たらない場所
  • 床から少し離れた場所(机の上など)

ケーブル接続:

  1. 電源ケーブルをPCと壁のコンセントに接続
  2. モニターケーブルをPCのグラボ部分に接続(重要!)
  3. キーボードとマウスをUSBポートに接続
  4. インターネットケーブル(LANケーブル)を接続

よくある間違いが「モニターケーブルをマザーボード側に接続してしまう」こと。必ずグラボ(下の方にある)に接続してください。

ケーブル接続方法がどうしてもわからない場合はYouTube動画を見たり購入したBTOメーカーに相談してみてくださいね。

手順②:Windowsの初期設定とインターネット接続

電源を入れたら、Windowsの初期設定を行います。

基本的には画面の指示に従って進めるだけですが、ポイントをお伝えします:

初期設定の流れ:

  1. 言語・地域の選択(日本語、日本)
  2. キーボードレイアウトの選択(日本語)
  3. インターネット接続の設定
  4. Microsoftアカウントでのサインイン
  5. プライバシー設定(お好みで)
  6. Cortana設定(無効でOK)

インターネット接続:

  • 有線の場合:LANケーブルを接続するだけで自動接続
  • 無線の場合:Wi-Fi設定画面でネットワーク名とパスワードを入力

この段階で、WindowsUpdateも自動で始まります。時間がかかる場合もありますが、最新の状態にするために必要な作業です。

手順③:ゲームをインストールする(Steamなど)

Windowsの設定が完了したら、いよいよゲームの準備です。

主要なゲームプラットフォーム:

  • Steam:世界最大のPCゲーム配信サービス
  • Epic Games Store:フォートナイトやApex Legends
  • Origin/EA Desktop:EAのゲーム(Apex Legends等)
  • Battle.net:ブリザードのゲーム

Steamの始め方:

  1. Steamの公式サイトからアプリをダウンロード
  2. アカウントを作成(無料)
  3. プレイしたいゲームを購入・ダウンロード
  4. ダウンロード完了後、プレイ開始!

無料で遊べるゲームもたくさんあるので、まずは無料ゲームから始めてみるのもおすすめです。

注意点:

  • ゲームのダウンロードには時間がかかります(数十GB〜100GB超)
  • 初回起動時は追加のダウンロードがある場合も
  • ゲームによっては別途アカウント作成が必要

手順④:やっておきたいグラボのドライバー更新

最後に、グラフィックボードのドライバーを最新版に更新しましょう。

ドライバーとは、PCとグラボが正しく連携するためのソフトウェアです。最新版にしておくことで、ゲームの性能が向上したり、不具合が解消されたりします。

NVIDIA GeForceの場合:

  1. NVIDIAの公式サイトから「GeForce Experience」をダウンロード
  2. インストール後、アカウント作成(無料)
  3. 「ドライバー」タブで最新版をダウンロード・インストール
  4. 完了後、PCを再起動

この作業は月1回程度行うのがおすすめ。GeForce Experienceが自動で通知してくれるので、忘れることもありません。

これで準備完了です!あとは思う存分ゲームを楽しむだけです。

ゲーミングPC初心者の「気になる疑問」にすべて答えます【Q&A】

ここまで読んで、まだ気になることがある方も多いでしょう。

初心者の方からよく寄せられる質問をまとめました。あなたの不安や疑問も、きっとここで解決できるはずです。

Q. どこで買うのが一番おすすめ?

A. 初心者なら、BTOメーカーの公式サイトでの購入が一番おすすめです。

おすすめの理由:

  • 初心者向けの説明が丁寧
  • 電話・チャットサポートが充実
  • 保証期間が長い(通常3年)
  • ゲーム用に最適化された構成

主要BTOメーカー:

  • ドスパラ:豊富なラインナップと迅速な出荷
  • マウスコンピューター:手厚いサポートと高品質
  • パソコン工房:価格と性能のバランスが良い

家電量販店での購入はおすすめしません。店員さんがゲーミングPCに詳しくない場合が多く、適切なアドバイスを受けられない可能性があります。

Amazonなどのネット通販も、初心者には少し不安。何かトラブルがあったときのサポートを考えると、専門メーカーの方が安心です。

Q. 中古のゲーミングPCって、正直どうなの?

A. 初心者にはおすすめしません。リスクの方が大きいです。

中古PCのリスク:

  • 保証期間が短い、または保証なし
  • 前の使用者の使い方が不明(オーバークロックや長時間稼働など)
  • パーツの寿命が読めない(いつ故障するかわからない)
  • 最新ゲームに対応できない古いスペックの可能性
  • 清掃状態が悪く、ホコリやカビが蓄積している場合も

特に、ゲーミングPCは高負荷で使用されることが多いため、一般的なPCより消耗が激しい傾向があります。「安く買えたと思ったら、半年後にグラボが故障して修理代の方が高くついた」という話もよく聞きます。

どうしても中古を検討するなら:

  • 信頼できる専門店(PC工房アウトレットなど)で購入
  • 最低6か月以上の保証がついているもの
  • 製造から3年以内のモデル
  • 実際に動作確認できるもの

それでも、新品なら15万円で十分高性能なPCが買える2025年現在、中古で10万円のPCを買うメリットはあまりありません。新品の方が安心して長く使えますよ。

Q. PCの掃除って、どうすればいい?

A. 月1回程度、エアダスターでホコリを除去するだけでOKです。

基本的な掃除手順:

  1. PC本体の電源を切り、コンセントからも抜く
  2. サイドパネルを開ける(ネジ2本程度で簡単に開きます)
  3. エアダスターでホコリを吹き飛ばす
    • ファンの羽根
    • グラフィックボードの隙間
    • 電源ユニットの吸気口
    • CPUクーラー周辺

注意点:

  • 水や洗剤は絶対に使わない
  • ファンを勢いよく回しすぎない(故障の原因になります)
  • 精密機器なので、優しく扱う

必要な道具:

  • エアダスター(家電量販店で500円程度)
  • 静電気防止手袋(あればベター)

ホコリがたまると、冷却性能が下がってPCの寿命が短くなったり、ファンの音がうるさくなったりします。でも、月1回の簡単な掃除で防げるので、習慣にしてしまいましょう。

Q. 親を説得するためのポイントは?

A. 「投資」としてのメリットを具体的に説明するのが効果的です。

説得のポイント:

1. 長期的なコストを比較する

  • 家庭用ゲーム機:本体6万円+ソフト代+オンライン料金で3年で20万円超
  • ゲーミングPC:15万円で同期間、無料ゲームも豊富で総額は安い

2. ゲーム以外の用途をアピール

  • プログラミング学習(将来のスキル習得)
  • 動画編集(クリエイティブなスキル)
  • オフィスソフトでの課題作成
  • オンライン授業やリモートワーク対応

3. 社会的なメリットを強調

  • PCスキルは就職活動で有利
  • ITリテラシー向上は現代必須
  • 在宅ワーク時代への準備

4. 責任感を示す

  • 「バイト代で一部負担する」
  • 「成績を維持する」という約束
  • 「決められた時間内でしか使わない」というルール提案

実際の説得例: 「今の時代、PCスキルは必須だし、将来プログラミングも勉強したい。ゲーム機を買うより長期的に見れば安いし、勉強にも使えるから投資として考えてもらえませんか?バイト代も使うので、半分は自分で負担します」

親御さんの心配は「ゲームばかりしてしまうのでは?」という点。それを解消する具体的な提案をすることが大切です。

Q. 分割払いはできる?

A. はい、多くのBTOメーカーで分割払いに対応しています。

主要メーカーの分割払い対応:

ドスパラ

  • JACCSショッピングクレジット対応
  • 最大48回まで分割可能
  • 学生でも審査対象(18歳以上で安定収入があれば審査対象)

マウスコンピューター

  • JACCSとオリコに対応
  • 最大36回まで分割可能
  • Web申込みで手続き簡単

パソコン工房

  • JACCS、オリコに対応
  • 最大60回まで分割可能(SMBC(最大48回)、オリコ(最大60回))

分割払いのメリット:

  • まとまった現金がなくても購入できる
  • 月々の負担を軽減できる
  • ボーナス一括払いなども選択可能

注意点:

  • 審査があるため、必ず通るとは限らない
  • 金利手数料がかかる場合がある(キャンペーンで無金利の場合も)
  • 支払い能力を超えた購入は避ける

学生の場合: 20歳以上でアルバイト収入があれば審査対象になることが多いです。ただし、親権者の同意が必要な場合もあるので、事前に相談しておきましょう。

15万円のPCを24回払いにすると月々約6,250円。無金利キャンペーン時以外はこれより少々高く名かもしれませんが、それでもバイト代の範囲内で無理なく支払える金額ですね。

まとめ:最高のゲーミングPCを手に入れて、最高のゲームライフを!

この記事を読んだあなたなら、もう迷うことはありません。

ゲーミングPC選びで大切なのは:

  1. 予算を決めて、身の丈に合ったPCを選ぶこと
  2. BTOメーカーで購入して、安心のサポートを受けること
  3. 周辺機器も含めてトータルで考えること
  4. 長期的な投資として考えること

15万円の投資で、あなたのゲーム体験は劇的に変わります。カクカクした映像に悩まされることも、ロード時間にイライラすることもありません。

美しい映像、滑らかな動き、クリアな音質…これらすべてが、あなたのゲームライフを何倍も楽しくしてくれるでしょう。

さあ、最高のゲーミングPCを手に入れて、今日から最高のゲームライフを始めましょう!きっと「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と思うはずです。

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