Joy-Conの調子が悪くて、買い替えを考えていませんか?
新品は意外と値段が高いので、「少しでも安く済ませたい」と中古品が気になるのは当然ですよね。
でも、ネットで調べると「中古はやめたほうがいい」という声もあって、本当に大丈夫なのか不安に思う方も多いでしょう。
そこで、この記事ではそんなあなたに向けて、Joy-Conの問題を解決するためのあらゆる選択肢を徹底的に比較・解説します。
Joy-Conの中古が「やめたほうがいい」と言われる7つの理由
まず、なぜ多くの人が「Joy-Conの中古はやめたほうがいい」と言っていると思いますか?
それは、Switch本体以上に、Joy-Conが「非常にデリケートな消耗品」だからです。中古品には、以下のような新品にはないリスクが潜んでいます。
理由①:スティックが勝手に動く「ドリフト現象」の再発リスク
中古Joy-Conで最も警戒すべきなのが、この「ドリフト現象」です。
これは、スティックに触れていないのに、キャラクターやカーソルが勝手に動いてしまう不具合のこと。
内部の部品が摩耗したり、ホコリが溜まったりすることで発生します。
中古品は、購入時にたまたま正常でも、内部の劣化がかなり進んでいる可能性があります。
そのため、買ってすぐにドリフト現象が再発し、「安物買いの銭失い」になってしまうケースが後を絶ちません。
理由②:ボタンや接続部分の隠れた不具合
ドリフト現象以外にも、中古Joy-Conには目に見えない不具合が隠れていることがあります。
- 特定のボタンが押しにくい、または反応しない
- Switch本体との無線(Bluetooth)接続が切れやすい
- 本体との接続部分(レール)が摩耗し、グラグラする
これらは、お店での短時間のチェックでは見抜けず、実際にゲームをプレイして初めて気づくことが多い、厄介な不具合です。
理由③:バッテリーが劣化していて充電が持たない
Joy-Conにも、充電式のバッテリーが内蔵されています。
当然、中古品はバッテリーが劣化している可能性が高く、フル充電しても、すぐに電池切れになってしまう…なんてことも。
友達の家で遊ぼうとしたら、自分の一台だけすぐに充電が切れてしまった…なんてことになったら、少し気まずいですよね。
理由④:メーカー保証が切れ、修理代が高くつく
新品のJoy-Conには1年間のメーカー保証が付いており、期間内の自然故障は無料で修理してもらえます。しかし、中古品にこの保証は適用されません。
もし中古品が壊れて任天堂に修理を依頼すると、スティックの修理だけでも1本につき2,860円(税込)かかります。
左右両方とも壊れたら、5,000円以上。これでは、新品を買うのと大差ない金額になってしまいます。
理由⑤:素人の分解・修理歴が不明で危険
前の持ち主が、自分でJoy-Conを分解して修理しようとした形跡がある場合、それは非常に危険なサインです。
任天堂は、一度でも非公式に分解された製品の修理は受け付けてくれません。
つまり、「素人修理に失敗した、もう公式では直せないジャンク品」を、知らずに買わされてしまうリスクがあるのです。
理由⑥:タバコのヤニや汚れなど衛生面の問題
直接手に持って操作するJoy-Conだからこそ、衛生面は気になるところですよね。
中古品には、
- ボタンの隙間に溜まった手垢
- 前の持ち主が喫煙者だった場合の、タバコのヤニ汚れや臭い
- ペットの毛の付着
といった、クリーニングでは落としきれない汚れが付着している可能性があります。
これにはやはり多くの人にとって嫌悪感がありますよね。
理由⑦:見た目がそっくりな「偽物」の存在
非常に悪質なケースとして、純正品にそっくりな「偽物」が出回っていることがあります。
これらの偽物は、安価な部品で作られているため、接続が不安定だったり、すぐに壊れたりするだけでなく、最悪の場合、異常な発熱や発火といった事故につながる危険性もゼロではありません。
特に、個人間取引であるフリマアプリでは、細心の注意が必要です。
一方で「中古でも十分」と言えるケースもあり!2つのメリット
ここまで聞くと「やっぱり中古は怖いな…」と感じたかもしれません。
でも、もちろん中古には新品にはない、メリットも存在します。
メリット①:新品より安く手に入る可能性がある
なんといっても最大のメリットは、価格の安さです。
モデルや状態にもよりますが、新品と比べて数千円から、時には半額近くで購入できることもあります。
「多少のリスクは覚悟の上で、とにかく初期費用を抑えたい!」という方にとっては、これ以上ない魅力と言えるでしょう。
逆に新品より高く販売されているということも、たまにありますが…。
メリット②:生産終了した限定デザインの本体が買える
Switchには、特定のゲームソフトとコラボした、特別なデザインのJoy-Conが存在します。
これらの限定モデルは、基本的に生産が終了しているため、新品で手に入れることはほぼ不可能です。
「あのデザインのJoy-Conがどうしても欲しい!」という熱い想いがあるなら、中古市場はまさにお宝探しの場所ですね。
あなたに合った解決策はどれ?4つの選択肢を一つずつ見ていこう
さて、中古のメリット・デメリットが分かったところで、いよいよ具体的な解決策の解説に入ります。
Joy-Conの問題を解決する方法は、「①新品購入」「②修理」「③互換品購入」「④中古購入」の4つです。
選択肢①:新品の純正Joy-Conを安く買う
やはり一番安心なのは、まっさらの新品を手に入れることです。少しでもお得に購入する方法を紹介しますね。
Amazonや楽天のセール・ポイントアップを狙う
急いでいなければ、Amazonの「プライムデー」や、楽天市場の「お買い物マラソン」といった大型セールの時期を狙うのが最も賢い買い方です。
Joy-Con自体が割引になることは少ないですが、ポイント還元率が大幅にアップするため、実質的に数千円安く購入できることがあります。
家電量販店の決算セール時期を狙う
ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店では、3月や9月の決算期にセールを行うことが多いです。
お店独自のポイントも使えるため、普段から利用している店舗があれば、セールのタイミングをチェックしてみるのがおすすめです。
選択肢②:壊れたJoy-Conを修理に出す
「買う」だけでなく、「直す」という選択肢も非常に有効です。
まずは自分で試してみる。
修理に出す前に、お金をかけずに試せる改善方法があります。それは、「スティックの補正」と「コントローラーの更新」です。
Switch本体の設定画面から、簡単な操作で実行できます。軽い不具合であれば、これだけで直ってしまうこともありますので、ぜひ一度試してみてください。
任天堂の公式オンライン修理に出す
自分で試しても直らない場合は、任天堂の公式修理がおすすめです。
- 料金: 1本につき 2,860円(税込)
- 期間: 修理品が任天堂に到着してから、約10日〜2週間
新品を買うよりずっと安く、メーカーが直してくれるので安心感も抜群です。少し時間はかかりますが、非常にコスパの良い選択肢でしょう。
街の修理店(非正規)で修理してもらう
最近では、スマートフォンの修理店などで、Joy-Conの修理を受け付けているお店もあります。
- メリット: 最短で即日修理してくれる点。
- デメリット: 一度でも非正規のお店で修理すると、二度と任天堂の公式修理が受けられなくなります。
「とにかく今日中に直したい!」という緊急の場合を除き、基本的には任天堂の公式修理がおすすめです。
選択肢③:互換コントローラー(サードパーティ製)を選ぶ
「純正品じゃなくてもいいから、安くて使いやすいのが欲しい!」という方には、互換コントローラーがおすすめです。
そもそも「互換コントローラー(サードパーティ製)」とは、任天堂ではない、ゲーム周辺機器メーカーが作ったSwitch用のコントローラーのこと。
純正品よりも価格が安かったり、連射機能といった独自の機能が付いていたりと、様々な種類があるのが魅力です。
「任天堂ライセンス商品」マークで安心を選ぶ
互換品はたくさんのメーカーから出ていますが、品質はピンキリです。安心して選ぶための目印が、「任天堂ライセンス商品」というマーク。
これは、任天堂が「うちのSwitchで問題なく使えますよ」とお墨付きを与えた証なので、接続の安定性や安全性は信頼できます。
ProコンタイプとJoy-Conタイプ、どっちがいい?
互換コントローラーには、大きく分けて2つの形があります。
- Joy-Conタイプ: 純正品と同じように、本体に取り付けられる分離型のコントローラー。
- Proコンタイプ: 両手でしっかり握り込む、一体型のコントローラー。長時間プレイしても疲れにくいのが特徴です。
自分のプレイスタイルに合わせて選びましょう。
人気の互換コントローラー紹介
「任天堂ライセンス商品」の中でも、特に評価が高いのが「HORI(ホリ)」というメーカーの製品です。
例えば、「グリップコントローラー for Nintendo Switch」は、Proコンのような握りやすさと、Joy-Conのように本体に装着できる手軽さを両立した人気商品。
連射機能なども付いており、純正品にはない快適な操作性も魅力です。
→ HORI「グリップコントローラー」をAmazonで見てみる
選択肢④:【上級者向け】中古の純正Joy-Conを買う
それでも「限定カラーが欲しい!」などの理由で中古品が欲しい場合。
失敗のリスクを少しでも減らすための、最低限のチェックリストを紹介します。
チェック①:付属品(ストラップ等)は揃っているか
Joy-Conには、手首に固定するための「ストラップ」が付属しています。これが付いているか、商品説明をしっかり確認しましょう。
チェック②:「改良版」かどうか(2019年以降モデル)
Joy-Conは、2019年頃に内部の部品が改良されており、初期モデルよりもドリフト現象が起きにくくなった、と言われています。
明確な見分け方は難しいですが、新しいカラーのモデルや、比較的新しい出品物を選ぶことで、改良版である可能性が高くなるでしょう。
チェック③:販売店の保証や返品ポリシーを確認
中古ショップで購入する場合は、お店独自の短期保証が付いているかを確認しましょう。
フリマアプリの場合は、出品者が「動作確認済み」と明記しているか、万が一の際の対応についてどう考えているかを、評価やコメントから読み取ることが重要です。
4つの選択肢を徹底比較!価格・メリット・デメリット一覧
選択肢 | 価格の目安 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
① 新品購入 | 約8,200円(左右) | ・100%の性能と安心感 ・1年間のメーカー保証 | ・価格が最も高い |
② 公式修理 | 約2,900円(片方) | ・最も安く済む可能性 ・手持ちのJoy-Conが直る | ・修理に1〜2週間かかる ・送料が別途かかる場合も |
③ 互換品購入 | 約3,000円〜 | ・価格が安い ・連射など独自機能がある | ・品質にバラつきがある ・純正品ではない |
④ 中古購入 | 約7,000円(左右) | ・新品よりは少し安い ・限定カラーが手に入る | ・故障リスクが非常に高い ・保証がない |
【まとめ】Joy-Con問題であなたにおすすめなのは?
- 【安心第一なら】→ ①新品購入
やはり、失敗する可能性がゼロなのは新品だけです。特に純正品の色や形にこだわりがあるなら、迷わず新品を選びましょう。 - 【今のJoy-Conを安く直したいなら】→ ②公式修理
「新しいものを買うのはもったいない」と感じるなら、公式修理が最も賢い選択です。新品の半額以下で、メーカーお墨付きの品質が手に入ります。 - 【安さと新しい体験を求めるなら】→ ③互換品購入
純正品にこだわりがなく、「もっと持ちやすいコントローラーが欲しい」「連射機能が欲しい」といった願望があるなら、互換品がおすすめです。 - 【リスク覚悟の上級者なら】→ ④中古購入
どうしても欲しい限定カラーがある場合や、修理や改造の知識がある場合に限り、中古は選択肢に入ります。それ以外の方には、正直あまりおすすめはできません。
まとめ
今回は、「Joy-Conの中古はやめたほうがいいのか?」という疑問への回答や、中古以外の解決策について詳しく解説しました。
この記事で得た知識を基に、ぜひあなたにとってベストな方法を見つけて、快適なゲームライフを送ってくださいね。